娘のこと①　バセドウ病とわかるまで

高校生の娘が、今年のはじめに「バセドウ病」と診断されました。
私達家族は、まさかという思いと、あぁだからか・・・という納得した思いになりました。

バセドウ病とは、甲状腺疾患のひとつで、甲状腺機能亢進を起こす代表的な病気である。機能亢進によって甲状腺ホルモンが必要以上に産生されるため、肉体及び精神に様々な影響を及ぼす。（ウィキペディアより）

首にある甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによって、様々な症状が引き起こされます。逆に甲状腺ホルモンの分泌が少なくなると、橋本病と呼ばれるそうです。

お医者さんの話によると、娘は早期発見の軽症なので、薬を飲んできちんと治療をすればよくなるでしょう。とのことでした。

急に病気だと告げられた娘は、泣いていました。
そりゃそうです。まだ１７才の高校生です。
私や主人はそれなりに人生経験を積んできた大人なので、命に関わることではないと聞いて安心の方が大きかったのですが・・・

昔から暑がりで汗かきだった娘は、いつも暑い暑いと言っていました。
主人が暑がりの汗かきだったので、その遺伝だろうとみんな思っていました。
冬はいいのですが、夏になると異様な暑がり方をしていました。
しょっちゅう熱中症のような症状になり、すぐにバテていました。
私は逆に寒がりだったので、暑がりの人の気持ちはわかりませんでした。

娘は中学で３年間、高校で１年生の夏まで陸上部に所属していました。
（私も中学、高校、大学と陸上部でハードなトレーニングをしていたのでわかるのですが）昔と比べると練習内容は少ないはずなのに、娘はすぐにバテていました。
この子は体力がないのだろうか？精神的に弱いのだろうか？と思っていました。
高校に入ると、陸上部の練習にもついていけなくなり、よく顧問の先生や同級生から注意を受けていたようです。
顧問の先生から疎ましく思われていたんでしょうね。
あることがきっかけで顧問の先生２人から呼び出され、陸上部に残るかどうか、進退を問われました。
私や主人はかなりキレていて、今すぐやめろと言いましたが、本人はだいぶ迷っていました。
でも結局、陸上部をやめることになりました。
今でも思い出すとものすごく腹立たしいのですが、今となってはこの選択は本当に良かったと思っています。

去年の年末、娘が皮膚科に行きたいと言い出しました。
それまでも身体がかゆいかゆいと言っていたのですが、私は汗をかいているからだろうとぐらいしか思っていませんでした。
娘は何回か皮膚科に通いましたが、一向に良くなりません。
そこの皮膚科の先生に、大きい病院の皮膚科に紹介状を書くからそちらに行きますか？と言われました。
私や主人は、そんなおおげさな・・・と思っていたのですが紹介状を書いてもらい、とりあえず主人が付き添って大きい病院へ行くことになりました。
そこの皮膚科で、念のため血液検査をしておきますか？と聞かれました。
またそんなおおげさな・・・と主人は思ったそうですが、何もなければそれでいいかと血液検査をすることになりました。

アラフィフ

また定期的にブログでお知らせしていきます。少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。②に続きます。